薄毛について

健康

髪は、約6年のサイクルで1本の髪の毛が成長して抜け落ちます。しかし、何かしらの原因でサイクルが早まると、髪が太く伸びる前に成長が止まり、細く短い毛が抜けやすくなってしまいます。これを「男性型脱毛症」と言います。

ドクター
ドクター

髪の毛は1日に100本程度抜けるので、抜け毛の本数を気にする必要はありませんが、細く・短い抜け毛が多い場合は、要注意です。

ヒロ
ヒロ

薄毛の原因にはどう言った事が考えられるんでしょうか。

<男性型脱毛症(薄毛)の原因>
・遺伝
髪に関する遺伝子は母方から受け継がれます。母親の親戚に薄毛の人がいると、その人自身も薄毛になる傾向があると言われています。 

・紫外線
紫外線は、髪や頭皮に大きなダメージを与えます。ケアを怠っていると、頭皮に炎症が起き、髪の毛の成長が阻害されて抜けやすくなってしまいます。紫外線から頭皮を守るため、外出時は通気性の良い帽子をかぶりましょう。 

・食生活の乱れ
不規則な食生活も薄毛の原因になるため、バランスの良い食生活が大切です。なかでも積極的に摂取したいのが、「たんぱく質」と「ビタミン」。たんぱく質は、髪を作る材料に。ビタミンは、頭皮の健康を保ち髪の成長を促進してくれます。 

白髪について 

髪の毛はもともと白い状態で生えてきて、メラノサイトから放出されるメラニンによって黒く染められながら伸びていきます。そのため、メラノサイトの働きが低下するとメラニンが生成されにくくなり、白髪になります。原因は、加齢や食生活などさまざま。一度白髪になった髪の毛は、黒く戻る事はほぼありません。 

<白髪を加速させる生活習慣>
・睡眠不足
睡眠不足によってストレスを感じると、自律神経が乱れ血行不良が起こります。すると、髪へ栄養が十分に行き渡らず、メラノサイトの働きが低下。白髪につながります。他にも、肩や首にコリを感じている人は、血行不良により白髪につながる恐れがあります。 

フケについて 

フケは、頭皮のターンオーバーによって発生するものなので、少量なら問題ありません。しかし、大量に出るとフケそのものが頭皮を刺激し、つらいかゆみが生じてしまいます。大量のフケが出る原因は、皮脂の少なさ。皮脂が少ないと、紫外線から頭皮を十分に守る事ができず、頭皮がダメージを負います。すると、頭皮を再生するためにターンオーバーが早まり、フケが大量発生してしまうのです。 

<皮脂が少なくなる原因>
・間違った洗髪方法
指を立てて強く洗うと頭皮が傷ついて乾燥しやすくなり、皮脂が減少します。また、髪の2度洗いも皮脂が少なくなる原因。必要な皮脂まで洗い落としてしまいます。 

髪・頭皮を健康に保つために「正しい髪の洗い方」 

・湯洗い
まずは、湯洗いをしましょう。時間は約1分半が目安。髪を濡らすのではなく、頭皮を洗うイメージで行うのがポイントです。しっかり湯洗いする事で頭皮の汚れが効率良く落ちます。 

・シャンプー
シャンプーは手のひらで軽く泡立てて頭につけると、すすぎ残しを防止できます。洗う時は、髪を指に絡ませず手のひら全体を使います。えりあしから頭頂部に向かって頭皮を優しくマッサージするように洗いましょう。強く洗わなくても十分汚れが落ちるので、炎症や抜け毛の予防につながります。また、頭皮を優しく揉む事で血行不良も改善され、白髪の予防にも。頭皮を傷つけないので、皮脂も適度に分泌されます。 

・乾かし方
濡れた髪は痛みやすいため、タオルを軽く押し当てるようにして水分を拭き取ってください。ドライヤーは、頭皮や髪にダメージを与えないように15cmほど離して風を当てましょう。 

 

 

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