歯周病について

健康

先月、右下の奥歯付近が少し痛むので久しぶりに行きつけの歯医者を受診しました。昨年、親しらずを抜いていたのでその影響かも 

と思っていたのですが、なんと原因は歯周病とのこと。 

まさか自分が歯周病!!。歯磨きも電動歯ブラシが良いと聞いたのでそれを使っていましたので、歯の表面もツルツルで口臭予防にリステリンを使って口内の殺菌も気を付けていたのに、ショックです。でも、年齢と伴に歯茎は痩せていくし、歯間ブラシを毎日やらないといけませんと言われてしまいました。やっぱり年をとっても自分の歯で食事をしたいですからね。 

そこで「歯周病」について調べてみました。 

40歳以上の80%がかかっているといわれる「歯周病」。目立った自覚症状がないため、気がついた時には手遅れになっている事もあり、放っておくと歯が抜けるだけでなく、心筋梗塞・脳梗塞など命に関わるリスクもあります。今回は、静かに忍び寄る歯周病の恐怖を解明。自宅で出来る歯周病予防法もご紹介します。 

歯周病の基礎知識 

・歯肉炎
初期の歯周病で、炎症が起きて歯茎が赤く腫れた状態。国民の80%が歯肉炎になっていると言われています。炎症の原因は、「歯周病原菌」。歯の周りに残ったタンパク質などからできたプラークをエサに増殖し、歯肉組織を破壊します。赤く腫れるのは白血球などの免疫が働いた結果です。放っておくと、歯茎の奥に潜む歯周病原菌がガスを発生する事で、口臭にもつながります。
 

・歯周炎
炎症が進んで、歯の根っこにある「歯槽骨」という骨が溶けた状態。40歳以上では40%の人がかかっています。炎症が続くと、体は強い免疫作用のある「サイトカイン」を作り出して対抗しますが、菌とともに周辺組織も破壊するため、骨をも溶かしてしまいます。 

歯周病が招く病気 

サイトカインは、骨を溶かすだけでなく、炎症部分から体の中に侵入。血糖値を下げるインスリンの効果を阻害したり、血管内の細胞を傷つけたりします。その結果、糖尿病や動脈硬化、認知症などの病気につながります。
 

<歯周病が招く病気>
・糖尿病        ・アルツハイマー型認知症
・動脈硬化       ・誤嚥性肺炎
・慢性腎炎       ・脳血管疾患
・骨粗しょう症     ・心疾患
・早産・低体重児出産 

あなたはいくつ当てはまる?「歯周病セルフチェック」 

<超簡単!歯周病セルフチェック>
1.歯茎の色が赤い、もしくはどす黒い
2.歯の表面を舌で触るとザラザラしている
3.歯磨きの時に歯茎から出血しやすい
4.朝起きた時、口がネバネバする
5.歯の間に食べ物が挟まりやすい
 

3つ以上当てはまると、歯周病の可能性があります。 

歯周病を予防できる正しいブラッシング法 

<正しいブラッシクング法>
▼歯ブラシは、力まず鉛筆を持つ感覚で持ちましょう。
▼1回に2本の歯を磨くイメージで、歯ブラシの角度は45度。
▼歯と歯茎の隙間に入れるよう意識して、小刻みに20~30回往復。
▼歯ブラシを押し当て、プラークをこそぎ落とすように磨きましょう。
 

<オススメ歯周病対策あれこれ>
・歯ブラシは、毛先の細い極細タイプがおすすめです。
・毛先の硬さは、歯を傷つけないようふつうを選びましょう。
・届きにくい歯の隙間や奥歯には、歯間ブラシがおすすめです。
・歯磨き粉は、泡立ちすぎるとしっかり磨けないので、米粒から大豆程度の量で十分です。
・歯磨きの回数は、毎食後に磨くのがベスト。正しいブラッシング法を行うと1回に8~10分かかるため、時間がない場合は、1日1回は丁寧に磨きましょう。
・電動歯ブラシを使うと、時間短縮に効果的です。
・仕上げにフロスや歯間ブラシを使うのもおすすめです。ただし歯茎を傷つけないよう、鏡を見ながら丁寧に行いましょう。
 

~定期的に歯医者へ行きましょう~
しっかり磨いていても、歯垢や歯石は溜まります。過去に歯周病にかかった方は、2~3か月に1度、異常がない人も半年~1年に1度は、歯医者さんに行って診てもらいましょう。 

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